スタッフブログ
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- 2025.08.08
麻痺ってなに?
「麻痺」という言葉、よく耳にしますよね。
私たち理学療法士のような国家資格者は、学生時代に「臨床実習」という期間を経験します。思い返せば大変な日々でしたが、今となっては大切な学びの時間でした。
実習中、指導者や学校の先生からよく言われたのが、
「理学療法士が問題点を挙げるときは、介入できるレベルまで機能障害を分解して考えなさい」
という言葉です。
例えば「下肢筋力低下」とまとめるのではなく、
「左内側広筋の筋力低下」など、具体的に評価できるレベルまで明確にするということです。
そんな中で、私はふと疑問に思いました。
「運動麻痺」って、そもそもどういう状態なんだろう?
当時は再生医療という概念もまだ一般的ではなく、
「運動麻痺=治らないもの」という考え方が主流でした。
では、脳血管障害など中枢性の麻痺を呈している方を評価するとき、
「運動麻痺」と書くのは正しいのだろうか?
「随意性の低下?」「筋出力の低下?」「筋緊張の異常(亢進・弛緩)?」
その違いを理解するために、当時は必死に文献を読み漁った記憶があります。
Wikipediaには次のように記されています。
「診断学においては麻痺(paralysis)とは運動障害であり、感覚障害を示す言葉ではないと考えられている。しかし、書物により定義が一定しておらず、混乱を避けるため、運動麻痺あるいは運動障害といった言葉を用いることが多い。ここでは診断学におけるparalysis、すなわち運動麻痺に関して述べる。なお、運動機能には随意運動、不随意運動、協調運動が知られているが、運動麻痺といった場合は随意運動の機能障害と考えられている。」
つまり、「運動麻痺」とは 随意運動の障害 と捉えるのが妥当だと言えそうです。
ではその「随意運動の障害」を、理学療法士としてどのように捉え、
どのように介入していくべきなのでしょうか?
次回は、この問いを軸にもう少し掘り下げてみたいと思います。
ブログ著者

認定理学療法士認定証
脳卒中リハビリテーションセンター
山本 義隆
理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳卒中リハビリテーションセンターの山本です。
「もっと動けるようになりたい」「出来るようになりたい」そんなお困りや不安を感じられている方の手助けができるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリテーションを行っております。
患者さま一人ひとりに合わせた最適なリハビリを提供し、「やってよかった」と感じていただけるよう取り組んでまいります。リハビリテーションをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
